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金歯は何金?純度の見分け方とK18・K20の違い、最新の買取相場をプロが徹底解説!

目次

「実家を片付けていたら、昔おじいちゃんやおばあちゃんがつけていた金歯が出てきた」 「歯医者で古い金歯を外して持ち帰ったけれど、これって一体何金なんだろう?」

引き出しの奥や小さなケースに保管されたままの古い金歯を見て、このように疑問に思っている方は非常に多いのではないでしょうか。一見すると、黒ずんでいたり、当時の接着剤(セメント)や本物の歯が一部ついたままだったりして、「本当に価値があるの?」「ただのゴミとして捨てるべき?」と悩んでしまうのも無理はありません。

結論から申し上げますと、金歯は立派な資産であり、高価買取が可能です。

一般的なジュエリーとは異なり、見た目だけでは「何金」なのか判別しにくい金歯ですが、実はK18(18金)やK20(20金)といった、非常に純度の高い金で作られているケースがほとんどです。昨今の歴史的な金相場の高騰も相まって、「たった1本の金歯」が数万円という驚きの査定額になることも珍しくありません。

本記事では、金歯の純度にまつわる謎から、自分でできる見分け方、保険適用の「銀歯(金パラ)」との決定的な違い、そして損をしないための最新の買取相場まで、プロの視点から徹底的に解説します。手元にある金歯の価値を正しく知り、賢く売却するためのガイドとしてぜひお役立てください。

1. 金歯は「何金」?最も多い純度と種類

金歯を売却する上で、誰もが最初に気になるのが「これは何金(純度何%)なのか」という点でしょう。まずはその結論と、歯科医療ならではの特殊な理由を解説します。

1-1. 一般的に多いのは「K18(18金)」と「K20(20金)」

日本の歯科治療において、金歯(歯科用貴金属アロイ)として最も多く採用されているのは「K18(18金)」および「K20(20金)」です。時折、さらに純度の高い「K22(22金)」や、やや純度を落とした「K14(14金)」が使われていることもありますが、市場に流通している金歯の約8割近くは18金から20金の間に収まります。

つまり、お手元にある金歯は、高級なネックレスやリングといったブランドジュエリーと同等、あるいはそれ以上の純度を持つ「純度の高い金の塊」である可能性が極めて高いのです。

1-2. なぜ純度100%の「K24(純金)」は使われないのか?

「価値が高いなら、純度100%の純金(K24)で金歯を作ればいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、歯科医療の現場において、純金がそのまま金歯として使われることはまずありません。

その理由は、純金が「柔らかすぎる」からです。 人間が奥歯で食べ物を噛み締めるときの力(咬合圧)は、自分の体重と同等か、それ以上(女性でも約40kg〜60kg、男性ならそれ以上)の負荷がかかると言われています。純金だけで歯を作ってしまうと、日々の食事の風圧や噛み合わせの衝撃に耐え切れず、すぐに削れたり変形したりしてしまいます。

そのため、人間の噛む力に耐えられる絶妙な「硬さ」と、お口の中の複雑な形にフィットする「加工のしやすさ(展延性)」を両立させるために、あえて他の金属を混ぜ合わせた18金や20金が選ばれているのです。

1-3. 金歯に使われる純度・カラット(K)一覧

金歯に使用される主な純度と、それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

カラット(刻印)金の含有率(%)歯科治療における主な用途と特徴
K22(22金)約91.6%非常に柔らかく、歯とのなじみが抜群。小さな詰め物(インレー)に稀に使われる。
K20(20金)約83.3%歯科用ゴールドの代表格。適度な柔軟性があり、歯にぴったりフィットして二次虫歯を防ぐ。
K18(18金)約75.0%強度と柔軟性のバランスが最も良い。大きな被せ物(クラウン)やブリッジに多用される。
K14(14金)約58.5%強度を最優先する場合や、少し費用を抑える場合に使用。非常に頑丈。
K12(12金)約50.0%比較的古い時代の金歯や、強烈な負荷がかかる部位の補強などに使われることがある。

2. なぜ金歯には様々な「何金」が存在するのか?(歯科医療の背景)

金歯の純度が一つに決まっておらず、K14からK22まで幅広く存在しているのは、歯科医師が患者一人ひとりの「お口の状態」や「治療部位」に合わせて最適な金属を選択しているからです。ここでは、その歯科医療的な背景を深掘りします。

2-1. 歯の部位(前歯・奥歯)や治療方法による硬度の調整

金歯には、大きく分けて「インレー(部分的な詰め物)」と「クラウン(全体を覆う被せ物)」の2種類があります。

  • インレー(詰め物): 歯の削った部分にはめ込むため、金属が硬すぎると自分の天然の歯を傷つけて割ってしまうリスクがあります。そのため、少し柔らかく、噛んでいるうちに自然と自分の歯になじんでいくK20やK22といった高純度な金が好まれます。
  • クラウン(被せ物)やブリッジ: 歯の全体を覆ったり、失った歯を両隣の歯で支えたりするため、強い衝撃に耐える「頑丈さ」が求められます。そのため、他の金属を混ぜて硬度を高めたK18やK14が主流となります。

2-2. 歯科用ゴールド(PGA合金)と配合される他の金属

歯科治療で使われる金は、ただ金を混ぜるだけでなく、「PGA合金(白金加金合金)」と呼ばれる特殊な配合がなされているケースが多くあります。これは、金(Au)に対して、以下のような金属を精密な比率で配合したものです。

  • プラチナ(白金 / Pt): 金を白っぽくするためではなく、耐久性と耐食性(サビにくさ)を飛躍的に高めるために少量混ぜられます。
  • パラジウム(Pd)/ 銀(Ag) / 銅(Cu): 金属全体の硬さを引き締め、噛み合わせの摩耗を防ぐ「割り金」として機能します。

これらの貴金属が絶妙にブレンドされているため、金歯は単なる金の価値だけでなく、プラチナなどの希少金属の価値も上乗せされることがあります。

2-3. 年代や海外(治療を受けた国)による純度の違い

冒頭でお話しした「昔おじいちゃんやおばあちゃんがつけていた金歯」の場合、現在の日本の歯科医療規格(JIS規格)とは異なる基準で作られていることがよくあります。 数十年前の日本では、現代ほど歯科用金属の規格がガチガチに統一されていなかったため、技工所や歯科医院によっては独自に高純度な金(K20以上)を贅沢に使用していたケースが多々見られます。

また、東南アジアや中国、アメリカなど海外で歯科治療を受けた経験がある方の金歯は、その国の文化や好みに合わせてK22などの「より黄色味が強く、純度が高い金」が使われていることがあり、査定に出した際に思わぬ高値がつくロマンが隠されています。

3. 【徹底比較】金歯(歯科用ゴールド)と金パラ(銀歯)の違い

「うちにあるのは金歯じゃなくて、普通の銀歯なんだけど……」という方も諦める必要はありません。実は、日本の保険診療で広く使われている「銀歯」にも、隠された価値があります。

3-1. 「金パラ(歯科用12%金パラジウム)」とは?

私たちが一般的に「銀歯」と呼んでいるものの正式名称は、「歯科用12%金パラジウム(通称:金パラ)」です。 驚くべきことに、この金属には法律(JIS規格)によって「金を12%、パラジウムを20%含まなければならない」と厳格に定められています。

金属の種類主な成分構成見た目の特徴買取の可否
金歯(ゴールド)金 50%〜90% + プラチナ、銀、銅など明るい黄色・ゴールド色可能(高価買取)
金パラ(銀歯)金 12%、パラジウム 20%、銀 50%前後、その他銀色・メタリックグレー可能(十分に価値あり)

見た目は完全に「銀色」ですが、中身には12%の純金と、現在非常に希少価値が高まっているパラジウムがしっかりと含まれているため、買取専門店では「金パラ」として立派な資産として買い取ってもらうことができます。

3-2. 見た目が「白」や「銀」でも金が含まれているケース(メタルボンド等)

さらに見落としがちなのが、「メタルボンド」と呼ばれる被せ物です。 これは、表面や見える部分は綺麗な白いセラミック(陶器)で覆われていますが、裏側をひっくり返したり、中を覗くと、強度を保つための土台として「金歯」が丸々使われているという構造の治療法です。 長年の使用で表面のセラミックが欠けてしまったり、黒ずんで銀歯のように見えたりしても、内部の金属を取り出せば高純度な金であるケースがあります。「白っぽいからプラスチックかセラミックのゴミだろう」と判断して捨ててしまうのは、非常に実にもったいないことなのです。

4. 自分の金歯が「何金」か調べる3つの見分け方

では、手元にある金歯が「何金」なのか、あるいは本物の金なのかを調べるにはどうすればよいのでしょうか。自宅でできる簡易的な方法から、最も確実なプロの識別法まで3つご紹介します。

4-1. 方法1:刻印(PMAマーク、JIS規格)を確認する

一般的な指輪であれば、内側に「K18」や「Pt900」といった分かりやすい刻印が打たれています。しかし、金歯は患者の小さな歯に合わせてオーダーメイドで鋳造(金属を溶かして型に流し込む)されるため、完成した金歯そのものに「K18」と刻印されているケースは非常に稀です。

ただし、歯科医院が使用した元の「金属の板(地金)」の仕様によっては、以下のような特殊なマークや文字が薄く残っている場合があります。

  • PMA: 日本歯科医師会が「優良歯科用金属」として推奨していた製品に刻印されるマーク。
  • JISマーク: 日本産業規格に適合した信頼性の高い歯科用金属である証。
  • メーカーロゴ: 歯科金属大手の「ジーシー(GC)」や「徳力本店」などのロゴ。

これらが虫眼鏡などでうっすらと確認できれば、本物の貴金属である絶対的な証拠になります。

4-2. 方法2:比重(重さと体積のバランス)を推測する

金という物質は、地球上の金属の中でもトップクラスに「重い(比重が高い)」という物理的特性を持っています。鉄やアルミニウム、偽物の真鍮(しんちゅう)などと比べると、手のひらに乗せたときに「見た目の小ささに対して、ずっしりとした重み」を感じるのが特徴です。

インターネット上では「コップに水を張り、糸で吊るして体積と重さから比重を計算する(水没実験)」という方法が紹介されることもあります。しかし、金歯の場合は、内部に頑丈な歯のエナメル質が残っていたり、歯科用の接着剤(セメント)がこびりついていることがほとんどであるため、自宅での比重計測は高確率でエラーが起きます。あくまで「手の上に乗せたときの重量感」を確かめる程度にとどめましょう。

4-3. 方法3:買取専門店の「蛍光X線分析器」で調べる(最も確実)

刻印もなく、歯やセメントがガチガチについていて自分では全く判別できない──これが金歯の日常茶飯事です。そのため、最も確実で手っ取り早いのは、「蛍光X線分析器」等を保有しているお店に持ち込むことです。

この装置を使えば、金歯を傷つけることなく、X線を照射するだけでわずか数秒のうちに「金が◯%、プラチナが◯%、銀が◯%含まれています」という正確なデータを100%の精度で弾き出すことができます。刻印が一切ない正体不明の金歯であっても、プロの機材を通せば一発で「何金か」が判明します。

5. 撤去した金歯の最新買取相場と査定の仕組み

実際に金歯を査定に出す際、どのような仕組みでお金に換算されるのか、その裏側をわかりやすく解説します。

5-1. 金歯の価値を決定する「計算式」

金歯の買取価格は、ブランドバッグのように「状態の綺麗さ」や「デザインの流行」で決まるわけではありません。完全に「物質としての価値」だけで計算されます。

買取価格 重量(g) × 金相場(1g) × 純度(%) 手数料等

ポイントは、金歯がどれだけ歪んで潰れていようが、傷だらけであろうが、価値は1円も下がらないということです。当日の金の1gあたりの相場がベースになるため、時期によって多少の波(相場の落ち着き)はあるものの、長期的な視点で見れば現在も十分に歴史的な高水準を維持しています。「昔に比べてはるかに高く売れる」ことには変わりないため、手放すには絶好のタイミングと言えます。

5-2. 歯や黒ずんだ樹脂(セメント)がついたままでも売れる?

「生々しい歯がついたままお店に持っていくのは恥ずかしい…」

「真っ黒に変色したセメントがついているから、断られるのでは?」

そう心配される方が非常に多いのですが、全く気にする必要はありません。店舗側は喜んで受け取ります。

買取専門店や精製業者は、預かった金歯を最終的に高温の炉でドロドロに溶かし、歯やセメントといった不純物をすべて完全に焼き尽くす・あるいは分離する「精製(リファイン)」という工程を行います。そのため、あなたがわざわざ自宅で歯を掃除したり、綺麗に磨いたりする必要は一切なく、歯医者で返されたときの状態のまま持ち込んでいただいて問題ありません。

5-3. 1歯あたりの平均的な重量と買取額の目安

金歯1本あたり、大体どれくらいの重さがあり、いくらくらいになるのかの標準的な目安です。

  • インレー(部分的な詰め物):約1g 〜 2g小さな詰め物であっても、現在の高い金相場であれば、1個で数千円〜1万円を超えるまとまった金額になるケースが増えています。
  • クラウン(すっぽり被せる冠):約3g 〜 5g奥歯を丸ごと覆うような大きな金歯や、複数本の歯をつなぐブリッジの場合、重量が5gを超えることもあります。このサイズになると、1本だけで数万円(場合によっては5万円以上)という驚きの高額査定に繋がります。

実家の片付けでこれらが3本、4本とまとまって見つかった場合、ちょっとした旅行に行けるほどの臨時収入になることも珍しくありません。

6. 金歯を高く売るための3つのチェックポイント

せっかくの貴重な資産である金歯を、1円でも高く、そしてトラブルなく売却するために絶対に守ってほしい3つの鉄則があります。

6-1. 無理に自分で歯やセメントを外そうとしない

「少しでも純粋な金の重さにするために、自分で歯やセメントを取り除いておこう」と、ペンチやハンマーを持ち出すのは絶対にくぐれ(NG)です。

歯科用のセメントは非常に強力に金と接着しているため、無理に力を加えると、柔らかい金歯そのものがバリバリに裂けたり、粉々になって飛び散ってしまう危険があります。金の破片が数ミリ散らばって紛失するだけで、数百円〜数千円分の重量をロスしてしまうことになります。「そのままの状態で持っていく」のが、結果的に一番高く売るための近道です。

6-2. 「精製手数料」や「分析料」の有無を事前に確認する

金歯の買取において、一部の業者では「不純物を取り除くための精製手数料」や「X線で調べるための分析料」として、査定額から20%〜30%といった高額なパーセンテージを差し引くシステムをとっているところがあります。

もちろん、特殊な精製が必要なケースもありますが、優良な買取専門店では、手数料の体系が非常にクリアで、事前に「1gあたりいくらで引き受けるか」を明快に提示してくれます。持ち込む前に、「ホームページに記載されている金の買取価格から、さらに引かれる手数料はありますか?」と一本電話で確認しておくと安心です。

6-3. 金・貴金属の買取実績が豊富な専門店を選ぶ

金歯は、一般的なブランド衣類や古本を扱う総合リサイクルショップに持ち込んではいけません。そうした店舗には「蛍光X線分析器」が置いていないことが多く、刻印がない金歯を見ただけで「判別不能のため買取不可」、あるいはトラブルを避けるために「一番低い純度(K10など)として一律で安く買い叩く」という対応をされてしまうリスクがあるからです。

必ず、貴金属の買取実績が豊富で、自社内に正確な測定器を備えているお店を選ぶようにしてください。

7. 金歯の売却でよくある質問(FAQ)

Q1. 何十年も前の古い金歯や、変色して黒ずんだ金歯でも本当に価値は変わりませんか?
A. はい、価値は1円も変わりません。

金(ゴールド)という物質は、どれだけ年月が経とうが、どれだけ過酷な環境(お口の中など)にさらされようが、金属そのものが腐食したり劣化して「金ではなくなる」ということは絶対にありません。表面についた汚れや酸化による黒ずみは、精製の過程で100%綺麗に消し去ることができます。おじいちゃんやおばあちゃんが遺した半世紀前の金歯であっても、現在の最新の金相場がそのまま適用されますのでご安心ください。

Q2. 歯医者で治療した際、「外した金歯を返してください」と言っても嫌がられませんか?
A. 全く嫌がられませんし、当然の権利です。

金歯や銀歯は、患者様が過去に高い治療費を払って購入した「個人の私有財産」です。そのため、歯科医院側が勝手に処分することはできず、患者様から「持ち帰ります」と言われれば必ず返却しなければなりません。

※治療が終わった後に伝えると、すでに廃棄用のボックスに入れられてしまうこともあるため、麻酔がかかる前や治療の事前の段階で「外した金属は持ち帰りたいので、取っておいてください」と受付や医師に一言伝えておくのがスマートです。

Q3. 1本だけ、あるいは変形して潰れた金歯でもお店に持って行っていいですか?
A. もちろん大歓迎です。

「こんな小さなものを1個だけ持っていくのは恥ずかしい」と遠慮される方がいますが、買取専門店にとっては日常茶飯事の光景です。潰れて平べったくなったもの、ちぎれて破片になったものであっても、1g単位、0.1g単位で精密に計測し、その日の相場上限で100%価値をお値段に換算いたします。お気軽にご相談ください。

8. 金の買取は堀田商事へ

昔、家族が大切に使っていた金歯や、自身の治療で役目を終えた金歯。 一見すると小さく、お世辞にも綺麗とは言えない状態の金属であっても、その中身はK18やK20といった、現代でも最高峰の価値を誇る「高純度な金」の塊です。

「刻印がないから」「歯がついているから」と諦めてゴミ箱に捨ててしまうのは、お財布にとって非常に大きな損失です。現在の歴史的な金相場の恩恵を最大限に受けるためにも、まずは引き出しの奥に眠っている金歯を集めて、プロの無料査定を活用してみてはいかがでしょうか。

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